こんにちは。2016年10月は、15社が株主優待関連のニュースを発表しました。この中で管理人が注目している会社をピックアップします。

新設で注目したのはファーストコーポレーション 1430

ファーストコーポレーションは、東京周辺の一都三県で分譲マンション建設に特化したゼネコンです。2015年5月にマザーズに上場しました。
土地所有者からの情報を顧客である不動産会社につないで短期に工事をしあげる方法と完成在庫を持ち続けないビジネスモデルに特徴があります。

一都三県周辺のマンション価格はこの3年上昇を続けたため今後は横ばいが見込まれます。一方で建設資材コストの情報は一服したことから粗利益は
改善方向。配当性向30％を維持する方針に加えて株主優待でクオカードの配布を決めるなど株主還元にも積極的な会社です。

2016年10月28日の終値は980円。2017年5月期の会社予想EPSは106.5円なのでPERは9倍、会社予想配当金は31円なので配当利回りは3.2％。100株保有して1,000円のクオカードをもらうと
配当＋優待利回りは4.2％です。

ファーストコーポレーションの株主優待まとめをチェックするにはこちらをご覧ください。

ファーストコーポレーションの株主優待まとめ

拡充で注目したのは東和フードサービス3329

椿屋珈琲店、ダッキーダックを運営する東和フードサービスが、優待お食事券を使える店舗にプロントも加えました。東和フードサービスがＦＣとして運営している8店舗限定ですが使える範囲が広がるのは歓迎ですね。

2016年10月28日の終値は1,949円、2017年4月期の会社予想EPSは100.4円なのでPERは19倍、会社予想配当金は17円なので配当利回りは0.9％。100株保有して1,500円相当のお食事券をもらうと、配当＋優待利回りは1.6％です。

東和フードサービスの株主優待まとめをチェックするにはこちらをご覧ください。

東和フードサービスの株主優待まとめ

決定で注目したのは内外トランスライン 9384

内外トランスは、アジア諸国向けに、混載した貨物を海上輸送している会社です。小口の顧客向けに細かく荷物を引き受けることで利益率の向上を図り、成長著しいアジア向けに特化した戦略が目を引く会社です。

財務体質も強固で株主還元にも積極的な会社です。株主優待は保有株数に応じて３つのコースが用意されています。それぞれのコースには食品、日用品、家電など12種類の選択肢があって選ぶのに迷ってしまいそう。

2016年10月28日に終値は1014円、2016年12月期の会社予想EPSは30円なのでPERは12倍、会社予想配当金は30円なので配当利回りは3.0％、100株保有して1,500円相当の商品を受け取ると、配当＋優待利回りは4.4％です。

内外トランスラインの株主優待まとめをチェックするにはこちらをご覧ください。

内外トランスラインの株主優待まとめ

このほか残念だったのが、10月末で株主優待制度の廃止を発表した星野リゾートリート投資法人（3287）、ＥＣサイトサービスを廃止したため株主優待からもＥＣサイトの割引券がなくなってしまったクックパッド(2193）の発表がありましたね。

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