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- 2017年5月22日から26日の週に変更を発表した10社と決定を発表した2社についてまとめました。配当+優待利回りではゴルフダイジェスト・オンラインが9.8%、平和9%、秩父鉄道8%、分配金利回りだけで4%以上のホテルリートなど
2017年5月22日から26日の週に変更を発表した10社と決定を発表した2社についてまとめました。配当+優待利回りではゴルフダイジェスト・オンラインが9.8%、平和9%、秩父鉄道8%、分配金利回りだけで4%以上のホテルリートなど
配信日:2017年5月30日
こんにちは。管理人のしろがね笑美です。
2017年5月22日から26日の週は18社が株主優待関連ニュースを発表しました。このうち株主優待の変更を発表した10社と株主優待の決定を発表した2社についてまとめました。
今回は優待を有効に使うと利回りがかなり高くなる会社が多い週でした。ゴルフ関連の優待を実施している平和、ゴルフダイジェスト・オンラインに注目しました。ほかにも分配金利回りだけで4%を超えるジャパンホテルリートは割引券が使えるホテルの数を増やしたり、優待利回りだけで22%もの利回りになる小僧寿し(ただし無配)、鉄道関連では回数券をうまく使うと電車賃節約で配当金を上回る会社があるなど注目銘柄が多かったです。
●株主優待の変更を発表したのは10 社
☆会社予想配当+優待利回りは1.32%
会社予想PERは29.69倍,会社予想配当利回りは0.83%
秋川牧園は無農薬無投薬の食材を取り扱う会社です。2017年10月1日付で投資単元は100株に変更されます。2株を1株に株式併合が実施されるため優待獲得最低株数は現在の1000株から500株(1000÷2)に変更されることが発表されました。今回の変更で、2018年3月期からは保有株数500株~999株は1500円相当の自社製品、1000株以上の株主は3500円相当の自社製品に変更されました。2017年3月期までは投資単元(1000株)以上保有する株主は一律で3500円相当の自社製品だったので、投資単元の株主が受け取る自社製品の金額換算した価値は3500円から1500円に引き下げられたことになります。
秋川牧園が取り扱っている食材は製法にこだわったものです。具体的にどんな製品があるのか、どこで買えるかについては秋川牧園の個別ページでまとめましたのでご確認ください。
株主優待は年1回、2018年3月末からは3月末時点で500株以上保有する株主が対象です。株主優待の内容は1500円相当の自社製品です。
(500株保有し1500円相当のを受け取った場合)
2018年3月期の会社予想配当金は5円なので
配当金5円×500株=2500円
1500円相当の自社製品を年1回支給なので合計1500円
配当金と優待合計4000円÷605円×500株=1,32%
(株価605円は2017年5月30日終値)
秋川牧園の株主優待まとめはこちら
☆会社予想配当+優待利回りは1.39%
会社予想PERは58;41倍,会社予想配当利回りは0.59%
MonotaroはMonotaROは、業務用資材のネット通販サイトを運営する会社です。
株主優待は年1回、12月末時点で100株以上を半年以上継続保有する株主が対象となりました。今回の変更により継続保有期間が半年未満の株主は株主優待がもえなくなりました。また、継続保有期間が3年以上の株主はプライベートブランド商品の金額が引き上げられることが発表されました。株主優待の内容は継続保有期間半年以上の株主に対して、継続保有期間に応じてプライベートブランド商品が送られます。株主優待の詳細はMonotaroの個別ページにまとめましたのでご参照ください。
(100株を半年継続保有し3000円相当のプライベート商品を受け取った場合)
2017年12月期の会社予想配当金は22円なので
配当金22円×100株=2200円
3000円相当のプライベートブランド商品を年1回支給なので合計3000円
配当金と優待合計5200円÷3735円×100株=1.39%
(株価 3735円は2017年5月30日終値)
Monotaroの株主優待まとめはこちら
☆会社予想配当利回りは2.45%
会社予想PERは20.65倍,会社予想配当利回りは2.45%
コーエーテクモホールディングスは信長の野望、三國志、真・三國無双などのゲームソフト開発を初め、エンターテイメントビジネスを手がける会社です。
株主優待は年1回、月末時点でxx株以上保有する株主が対象です。株主優待の内容は指定する新作・発売済み製品を40%割引での販売です。今回の変更では申込方法をFAXとはがきから専用WEBサイト経由にすることと、優待期間を新作・発売済み製品ともに一律で翌年7月末とすることが変更点です。優待の内容自体は変わっていません。保有株数による優待の違いはコーエーテクモホールディングスの個別ページでまとめましたのでご確認ください。変更は2017年3月末の株主優待から適用されます。
(100株保有し40%割引の権利受け取った場合。対象製品の価格が不明で金銭換算ができません)
2018年3月期の会社予想配当金は56円なので
配当金56円×100株=5600円
対象製品の販売価格が不明なので金銭換算ができませんでしたので配当利回りのみ表示しています。
配当金600円÷2290円×100株=2.45%
(株価 2290円は2017年5月30日終値)
新作ゲームが約1年間40%割引で買えるというのはファンにとっては大きな魅力になりますね。対象ゲームのチェックお忘れなく。
コーエーテクモホールディングスの株主優待まとめはこちら
☆会社予想配当+優待利回りは3.55%
会社予想PERは8.89倍,会社予想配当利回りは2.45%
ふくおかフィナンシャルグループは福岡銀行、熊本銀行、親和銀行を傘下に持つ九州地盤の金融グループです。
株主優待は年1回、3月末時点で1000株以上を1年以上継続保有する株主が対象です。株主優待は保有株数に応じて送られる株主優待券です。今回の変更では株主優待券でできるサービスに「Debit+」(デビットプラス)ポイントバックコースが加わりました。株主優待券は、このほか定期預金の金利上乗せ、投資信託の購入手数料キャッシュバックなど5種類のサービスに使えます。株主優待券でできることの詳細はふくおかフィナンシャルグループの個別ページでまとめましたのでご参照ください。
(1000株を1年間継続保有し「Debit+」(デビットプラス)を利用して3000円相当のポイントキャッシュバックを受け取った場合)
2018年3月期の会社予想配当金は15円なので
配当金15円×1000株=15000円
3000円相当のを年1回支給なので合計3000円
配当金と優待合計18000円÷507円×1000株=3.55%
(株価507円は2017年5月30日終値)
ふくおかフィナンシャルグループの株主優待まとめはこちら
☆会社予想分配金+優待利回りは4.41%
会社予想会社予想分配金利回りは4.41%
ジャパン・ホテル・リート投資法人は投資対象をホテルに特化したREITです。
株主優待は年1回、6月末時点で10口以上保有する投資主が対象です。株主優待は投資先のホテルで使える宿泊割引券・飲食割引券それぞれ5枚です。
(10口保有し円相当のを受け取った場合)
2017年12月期の会社予想分配金は3540円なので
分配金3540円×10株=35400円
宿泊・飲食割引券の金銭換算ができなかったので分配金利回りのみで試算
分配金35400円÷80200円×10株=4.41%
(投資口 80200円は2017年5月30日終値)
分配金の高さに加えて運営するホテルをオトクに利用できるのはうれしいですね。
ジャパン・ホテル・リート投資法人の株主優待まとめはこちら
☆会社予想配当+優待利回りは3.0%
会社予想PERは15.7倍,会社予想配当利回りは1.69%
相鉄ホールディングスは相模鉄道を中核に、流通の相鉄ローゼン、ホテルのフレッサイン、サンルートを有する持株会社です。
株主優待は年2回、3月末、9月末時点で1000株以上保有する株主が対象です。2017年10月1日に株式併合を実施、単元株数は100株に変更され、優待獲得最低株数も100株に変更されます。100株保有の株主が対象になる優待は2018年3月期からで、2017年9月末までは1000株保有の株主が優待の対象となります。今回の変更で100株保有の株主対象の優待が新設されました。株主優待の内容は保有株数に応じた乗車証(回数券方式、定期券方式)とグループ各社で使える株主優待券です。株主優待の詳細は相鉄ホールディングスの個別ページでまとめましたのでご参照ください。
ここでは投資単元が変更される2018年3月期を元に試算しました。相模鉄道の普通運賃表をもとに横浜から湘南台までの348円を元に試算しました。
(100株保有し回数券2枚(348円×2枚)相当のを受け取った場合)
2018年3月期の会社予想配当金は9円なので
配当金9円×100株=900円
348円相当の回数券2枚を年1回支給(100株保有の株主優待は3月末のみ、9月末はなし)なので合計696円
現在の株価は単元株数1000株を前提にしているので株価を10で割って利回りを出しています。
配当金と優待合計1596円÷532円×1000株÷10=3.0%
(株価 532円は2017年5月30日終値)
株主優待にはこの他グループ各社で使えるさまざまな割引券がありますのでフル活用すると利回りはもっと高くなる可能性があります。
相鉄ホールディングスの株主優待まとめはこちら
☆会社予想配当+優待利回りは1.43%
会社予想PERは14.17倍,会社予想配当利回りは1.16%
東京急行電鉄(東急電鉄)は東京都南西部から神奈川県東部に路線を展開する鉄道会社です。
株主優待は年2回、3月末、9月末時点で200株以上保有する株主が対象となります。2017年8月1日に5株を1株に併合する株主優待を実施、単元株数は100株に変更され、優待獲得最低株数は200株に変更されます。株主優待は保有株数、継続保有期間に応じたグループ各社で使える割引券と乗車証です。株主優待の詳細は東京急行電鉄の詳細ページにまとめましたのでご参照ください。
(現在1000株し、併合後500株保有した状態で渋谷横浜間270円切符5枚、1350円相当を受け取った場合)
2018年3月期の会社予想配当金は9.5円なので
配当金9.5円×500株=4750円
540円相当回数券のを年2回支給なので合計1080円
配当金と優待合計5830円÷817円×1000株÷2=1.43%
(株価 817円は2017年5月30日終値)
グループ各社のサービスは多岐にわたっているのでフル活用できれば優待利回りはもっと高くなりますね。東急電鉄の優待には人間ドッグ割引(基本料金10%割引)があるのがユニークです。
東京急行電鉄の株主優待まとめはこちら
☆会社予想配当+優待利回りは8.0%
会社予想PERは19.41倍,会社予想配当利回りは0%
秩父鉄道は埼玉県北部で鉄道、観光、不動産業は行う会社です。2017年9月30日を基準として10株を1株に併合する株式併合を行います。これにより2018年3月末から単元株数、優待獲得最低株数は100株に変更されます。したがって株主優待は年1回、3月末時点で100株以上保有する株主が対象となります。株主優待は優待乗車証、グループ会社が運営する施設の割引券です。
ここでは秩父鉄道の運賃表を参考にして羽生から三輪口までの1050円に使える回数券2枚をもらった前提で試算してみました。
(100株保有し1050円相当の回数券2枚を受け取った場合)
2018年3月期の会社予想配当金は0円なので
配当金=0円
1050円相当の回数券2枚を年1回支給なので合計2100円
優待合計2100円÷261円×100株=8.0%
(株価 261円は2017年5月30日終値)
優待利回りは8.0%となります。鉄道会社の優待は回数券を一番高い運賃で使えると優待利回りが高くなりますね!グループ各社の施設をうまく使えばもっと利回りが上がる可能性があります。ただし秩父鉄道は無配ですので配当金は受け取れません。
秩父鉄道の株主優待まとめはこちら
☆会社予想配当+優待利回りは4.63%
会社予想PERは13.63倍,会社予想配当利回りは2.53%
昴は鹿児島県、宮崎県、熊本県、福岡県で学習塾(合計72校)を運営する会社です。9月1日付で単元株数、優待獲得最低株数を100株に変更しますが株主優待の内容に変更はありません。
株主優待は年2回、2月末、8月末時点で100株以上(2018年2月から、2017年8月末は1000株以上)保有する株主が対象です。株主優待は保有株数に応じて、塾で使える優待券もしくは青森県産りんごの送付となります。
(1000株を1年間保有し5000円相当の優待券2枚を受け取った場合)
2018年2月期の会社予想配当金は12円なので
配当金12円×1000株=12000円
5000円相当の優待券を年2回支給なので合計10000円
配当金と優待合計22000円÷475円×1000株=4.63%
(株価475円は2017年5月30日終値)
●株主優待の決定を発表したのは 2社
☆会社予想配当+優待利回りは9.89%
会社予想PERは20.46倍,会社予想配当利回りは1.00%
ゴルフダイジェスト・オンラインはゴルフのポータルサイトを運営する会社です。
株主優待は年2回、6月末、12月末時点で100株以上保有する株主が対象です。株主優待は、ゴルフダイジェスト・オンラインが運営するサイト、GDOゴルフショップ、GDOゴルフ場予約で使える優待券を保有株数に応じて送ります。保有株数による優待券の枚数、運営サイトの詳細についてはゴルフダイジェスト・オンラインの個別ページにまとめました。
(100株保有し4000円相当の優待券を年2回受け取った場合)
2017年12月期の会社予想配当金は9円なので
配当金9円×100株=900円
4000円相当優待券のを年2回支給なので合計8000円
配当金と優待合計8900円÷899円×100株=9.89%
(株価899円は2017年5月30日終値)
配当+優待利回りは9.89%に達しますね。平和もそうでしたがゴルフ場関連の株主優待は有効活用すると非常に魅力的です。ゴルファーの株主のみなさんぜひチェックなさってみてください。
ゴルフダイジェスト・オンラインの株主優待まとめはこちら
☆会社予想優待利回りは22.5%
会社予想PERは41.4倍,会社予想配当利回りは0%
小僧寿しは持ち帰り寿司チェーンの会社です。
株主優待は年1回、6月末時点で500株以上保有する株主が対象です。今回の変更で株主優待は年2回から1回に変更されたため、12月末の株主優待は廃止されました。株主優待は店舗で使える商品割引券に加え、おせちの特別割引券が加わりました。5000株以上保有の株主にはセレクト商品の送付も加わりました。また商品割引券の額面は200円から100円へ変更され、500円の買物で1枚(変更前は1000円の買物で1枚)使えるように成りました。なお年1回の支給に変更後も合計支給額は変わりません。詳細については小僧寿しの個別ページにまとめましたのでご参照ください。
(500株保有し10,000円相当の商品割引券を受け取った場合)
2017年12月期の会社予想配当金は0円なので
配当金=0円
10,000円相当のを年1回支給なので合計10000円
配当金と優待合計10000円÷89円×500株=22.5%
(株価89円は2017年5月30日終値)
なんと優待利回りは22.5%となります。小僧寿しでよく買い物される方はぜひチェックしてみてください。ただし小僧寿しは無配ですので配当金は受け取れません。
☆会社予想配当+優待利回りは9.01%
会社予想PERは11.56倍,会社予想配当利回りは3.28%
平和はパチンコ台の製造メーカーです。
株主優待は年2回、3月末、9月末時点で100株以上保有する株主が対象です。株主優待は、指定のゴルフ場で使える割引券です。1枚につき1人3500円割引が受けられます。保有株数による送付枚数、使える条件の詳細などは平和の個別ページでまとめたのでご参照ください。
(100株を1年間保有し3500円相当のゴルフ場割引券を年に4枚を受け取った場合)
2018年3月期の会社予想配当金は80円なので
配当金80円×100株=8000円
3500円相当の割引券2枚を年2回支給なので合計14000円
配当金と優待合計 22000円÷2441円×100株=9.01%
(株価2441円は2017年5月30日終値)
平和の株主優待まとめはこちら
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