●ハウスコム（3275）の株主優待まとめ

ハウスコムは2018年4月27日株主優待の拡充を発表しました。株主優待の回数を年2回に増やし、それぞれクオカード1000円相当を送ります。

●単元株数と優待獲得最低株数

●株主優待の回数と権利確定月

●保有株数、保有期間による違い

●株主優待の内容

株主優待は一律です。

3月末、9月末共通。

●2018年3月期の年間配当金は期初予想の63円から67円へ引き上げ、積極的な株主還元を実施中。

ハウスコムは2018年4月27日、株主優待の拡充と期末配当金の引き上げを同時発表しており、株主還元に積極的です。期末配当金は32円の期初予想から36円へ引き上げられました。この結果、年間配当金は期初予想の63円から67円へ引き上げられました。

出所：剰余金の配当に関するお知らせ

●ハウスコムとは

ハウスコムは親会社大東建託（1878）が51.3％を保有する賃貸仲介業を行う会社です。営業拠点は関東が中心ですべてが直営店、フランチャイズ店はありません。2017年9月末時点で直営店は164店舗でした。

☆賃貸仲介件数は業界4位

ハウスコムの賃貸仲介件数は年間73,000件程度で業界4位です。以下、ハウスコムの会社説明資料に添付された業界紙のデータが少し古いのですが2014年の時点で業界４位だったそうです。なおこの業界データでは2015年からハウスコムを大東建託グループの１社としてまとめて計上しているため、一覧に名前がなかったようです。

出所：2018年3月期 第2四半期 決算説明会資料

☆インターネット時代のお部屋探しで変わってきた行動様式に対応する戦略が奏功

インターネットとスマホの普及に伴い、お部屋探しの際、顧客の行動パターンは大きく変化しています。お部屋情報がインターネットで閲覧できるようになったため、事前に下調べをしてメールやラインで問合せをしてから来店する人が増えています。来店する時点でかなりターゲットを絞っているケースが多く、訪問する不動産屋の数は1.6店舗まで減っているそうなのです。

出所：2018年3月期 第2四半期 決算説明会資料

このようにお部屋探しにおける顧客の行動パターンが大きく変化したことに対応するため、ハウスコムはスマホでよく利用されるLINE上で使える独自のシステム　マイボックスを導入しました。これはLINE上で顧客一人ずつに提供され る個人専用ページ機能です。

物件検索、地図情報・地域情報の提供、オンライン内見、気に入ったお部屋についてはLINE上のチャットで質問や内見予約などが行なえます。現地に行く前にスマホでほとんどの作業が完結してしまうんですね。顧客対応にはAIを活用しておりランダムに飛び込む顧客からの質問にも瞬時に対応しているそうです。

出所：2018年3月期 第2四半期 決算説明会資料

ハウスコムはこのほかオウンメディアとしてハウスコムの採用や企業文化を紹介するサイト、少し先の暮らし方を提案するサイト、インスタグラムで社内のようすを発信するなど、メディア対応に大変熱心に取り組んでいます。

●成長戦略

ハウスコムの成長戦略は、拠点のIT化による強化、世帯数の増加が見込まれる地域への出店があげられます。このほか収益源の拡大として、リフォーム事業の拡大や将来は転貸借/グローバルプラン、法人営業、民泊、FCなどへの展開も視野に入れているそうです。

親会社の大東建託（1878）も株主優待を実施しています。

大東建託の株主優待をチェックしてみる

管理人のしろがね笑美です。新居を探すときはまだスマホは今ほど普及していませんでした。不動産屋さんを何件も回ってたくさんのお部屋情報を店舗で紹介されて、気になるお部屋を片っ端から案内してもらった私たち。お部屋探しもすっかり様変わりしているんですね。

住み替えのときは、サクサクとできそうで楽しみになりました。

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出所：公式ホームページ、2018年3月期 第2四半期決算説明会資料、株主優待制度改定に関するお知らせ、剰余金の配当に関するお知らせを参照して当サイトがまとめました。

2018年4月28日更新