●アサヒホールディングス（5857）の株主優待まとめ

●単元株数と優待獲得最低株数

●株主優待の回数と権利確定月

●保有株数、保有期間による違い

●株主優待の内容

優待価格で購入できる商品はアサヒホールディングスの公式ホームページに掲載されています。

出所：公式ホームページ

●アサヒホールディングスとは

アサヒホールディングスは①貴金属事業②環境保全事業③ライフ＆ヘルス事業を展開するグループの持株会社です。セグメント別の売上高と営業利益の構成比は以下のとおりです。

出所：2018年3⽉期 第3四半期 決算説明資料 (2017年4⽉〜2017年12⽉)

①貴金属部門はアサヒホールディングスの中核事業です。グループ会社アサヒプリテックが手がける貴金属を含むスクラップを回収し金、銀、パラジウム、プラチナ、インジウム等の貴金属、希少金属をリサイクルしています。アメリカ・カナダで鉱山由来の金および銀の精錬も手がけています。リサイクルした工程で抽出した貴金属やレアメタルの市況価格が上昇すると、アサヒホールディングスの収益拡大につながります。

②環境部門では、廃油・汚泥、廃木材、耐火レンガ、ガラス、有機性廃液・汚泥などの回収、リサイクルを行っています。

2011年4月に廃棄物処理法が改正され、優良産廃処理業者認定制度が創設され、都道府県、政令指定都市は産廃処理業者に厳しい基準を適合するようになりました。アサヒホールディングスはグループ全体で優良産廃業者認の取得を進めてきました。この認可取得が参入障壁となっており、環境部門の高い利益率（営業利益率21.8％）を確保している背景なのかなと感じました。

出所：公式ホームページ

③ライフアンドヘルス事業はマッサージ器、補聴器、電気暖房器などのの製造販売や、放射冷房システムの設計・施工、防災設備の設計・施工などです。手がけているのはグループ会社のフジ医療器とインターセントラルです。今回株主優待で優待価格が提供されている商品はインターセントラルが販売している家電やマッサージ器です。

管理人のしろがね笑美です。アーバンマイニング、という言葉を聞いたときびっくりしたのを覚えています。携帯電話や電子機器、家電に含まれるレアメタルや貴金属をリサイクルしたあと抽出することを言うそうですね。IoTが本格的にスタートしたら、リサイクルされる貴金属やレアメタルは増えてくるのかな？と思ってます。

廃棄物処理法の制定で自治体が要求する基準が厳しくなる中、産廃業者の認可取得に積極的に取り組んできたアサヒホールディングスは明らかに優位な立場にあるように感じました。人がやりたがらない業務を古くから手がけていく中で、コンプライアンスに合わせて対応してきた結果、貴金属部門と環境部門がともに高い利益率を確保していることに驚きました。

●リサイクル事業を手がけるリネットジャパン（3556）とエンビプロホールディングス（5698）も株主優待を実施しています。

リネットジャパン（3556）の株主優待をチェックする

エンビプロホールディングス（5698）の株主優待をチェックする

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出所：公式ホームページを参照して当サイトがまとめました。
2018年2月12 日更新