●スズデン（7480）の株主優待まとめ

●単元株数と優待獲得最低株数

●株主優待の回数と権利確定日

●保有株数、保有期間による違い

2018年3月末より継続保有期間3年以上の株主に対するメリットが追加されました。

●株主優待の内容

変更後

2018年3月末から適用

注：３年を超える保有する株主とは、中間期・期末期株主名簿に同一株主番号として７回連続で記載された株主のこと。

変更前

注：優待品は6月送付予定。​

●株主優待関連費用の上限を明示する稀有な会社

スズデンは、株主優待にかかる費用を発行済み株式数✕1円以内に抑える方針です。公式ホームページにも以下のように明確に記載されています。

＞＞株主優待制度の見直しの基準である株主優待に係わる費用が、14,652,600円（発行済株式総数×１円）を上回る状況となった時は、見直す場合がございます。

株主優待にかかる費用は会社の販売管理費として計上されます。あまり費用が大きくなると利益の押し下げ要因になって株価下落につながるリスクがあり、株主の利益と相反する可能性が生じかねません。株主優待にいくら費用を書けているか公開する会社は少ないのですが、スズデンは経費の上限を株主に明確に示してくれている点が非常に明確でよいなと感じました。

●すでに中間報告書で株主優待の見直しを示唆していました

スズデンは公式ホームページに中間報告書を掲載し、株主優待の見直しをはっきりと示唆しました。株主優待に費やす費用が1,465万円を超過したそうです。このように明確に記載してくれると、株主サイドも理解できてよいですね。率直だなと感じました。ゑぬちさんに教えていただきました。

出所：公式ホームページ中間報告書　ハイライトは当サイトが行いました。

●スズデンとは

スズデンは工場の自動化、省力化に使われるFA(ファクトリーオートメーション）制御機器を中核に、電子部品、電設資材を取り扱う

専門商社です。主な仕入先はオムロン、日東工業、販売先は東京エレクトロングループなどです。

出所：公式ホームページ

スズデンは月次売上データを発表し続けています。小売業界では月次データを開示する会社が多いですが、専門商社でこういう開示を続けているのは珍しいと感じました。2017年4月から2018年2月までは毎月2桁以上のペースで売上高が伸びています。業績も好調で、2018年2月に大幅な上方修正を発表済みです。

●2018年3月期の業績予想は大幅上方修正、記念増配実施で年間配当も上方修正

出所：業績予想の修正に関するお知らせ

●記念配当を実施、2018年3月期の年間配当は55円の予定。

スズデンは2018年3月期、創立70周年記念配当10円を追加し、配当予想も上方修正しました。年間配当金額は55円になります。普通配当は前年と同額の45円です。

出所：配当予想の修正（創業７０周年記念配当）に関するお知らせ

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2018年4月1日更新