●カゴメ（2811）の株主優待まとめ

●単元株数と優待獲得最低株数

注：2018年6月末より、株主優待は半年以上継続保有する株主が対象に変更されました。

●株主優待の回数と権利確定日

物流費高騰のため、2018年より株主優待は年1回に変更されました。

●保有株数、保有期間による違い

2018年より継続保有半年以上の株主が優待対象に変更され、10年以上継続保有する株主に対する記念品送付が発表されました。

●株主優待の内容

変更後

6月末のみ

2019年6月末より適用　

注：優待品は10月送付予定。

長期継続保有株主対象の優待（2019年6月末より開始）

注①：10 年間保有となる株主とは株主名簿上の登録日から割当基準日まで同じ株主番号で連続して株主名簿に記載されていることが条件となります。 2019年6月末にオリジナル記念品を受け取れる株主は、2009年3月末以前から継続保有していた株主となります。

注②：オリジナル記念品の詳細は2019年3月までに公式ホームページなどで開示される予定です。

変更前

6月末、12月末共通　2018年6月末まで適用、2018年は12月末の株主優待の実施はありません。

注：優待品は10月に送付予定。

●2018年12月期、記念配当を含め増配を発表。

カゴメは2018年12月期の普通配当を30円に、創業120周年記念配当5円を加えて合計35円支払うと発表しました。2017年12月期の30円と比較すると5円の増配になります。

●2001年から株主優待を始めたパイオニア。株主数はなんと17万人！

カゴメが株主優待制度を開始したのは2001年。当時の株主数は6549名でした。今回の発表によると、直近の株主数は17万人に達したそうです。長期保有してくれる個人株主を増やしていくという会社の戦略は見事に成功していますね。

その一方で、年に2回、自社商品詰合せを送るために費やす物流費は相当の金額になっていたはずです。2017年から運送会社の値上げが相次いだことから、株主優待を年1回に変更する決定は致し方ないのかなと思いました。継続保有条件が設定されましたが期間は半年。カゴメ商品を愛用している人にとって、保有する期間として苦痛にはならないかなと思います。

年1回になっても商品内容の金額は年2回当時と同じで、その上増配と10年継続保有する株主へのオリジナル記念品も導入するなど、株主への配慮は今も変わっていないなあと感心しました。

株主数が激増しても、引き続き個人株主への配慮が厚く、個人株主に強く支持され愛される理由がよくわかる発表でした。

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出所：公式ホームページ、配当予想の修正に関するお知らせ及び 平成30年12月期創業 120 年 記念配当の実施について株主優待制度の変更に関するお知らせを参照して当サイトがまとめました。
2018年3月17日更新