●日本コンセプト（9386）の株主優待まとめ

●単元株数と優待獲得最低株数

注：保有株数500株未満、継続保有期間1年未満の株主は優待をもらえませんのでご注意ください。なお保有株数が500株以上でも継続保有期間が1年未満の株主と、継続保有期間が1年以上でも保有株数が500株未満の株主は優待をもらえません。

●株主優待の回数と権利確定日

注：6月末の株主優待は2018年6月末の優待を最後に廃止されました。

●保有株数、保有期間による違い

●株主優待の内容

変更後

2019年12月末から適用

注①：１年以上継続保有する株主とは、毎年６月末、12月末（基準日）時点で作成される株主名簿の株主番号が、３回連続して同じ株主のことです。

注②：2019年度から6月末の株主優待はなくなり、株主優待は年1回の実施となります。
 

変更前

2018年12月末まで

厳選した熊本・大分の名産品10品の中から１品選択。

継続保有期間1年以上の株主には12月末にも優待を実施、クオカードを送付。

●2019年度から株主優待の受取条件が大幅に引き上げられます

2018年8月31日の変更により、日本コンセプトの株主優待を受け取る条件は大幅に引き上げられました。2018年度までは100株以上保有していれば継続保有期間は問われませんでした。2019年度からは保有株数は500株、さらに継続保有期間は1年以上、この両方を満たす必要があります。

●2018年6月末の株主優待の内容を公表

2018年8月31日、2018年6月末時点で100株以上保有していた株主を対象にした優待の内容を発表しました。

１．蓬莱本館 豚まん
：120g×4個×2袋
２．大阪名物 どて焼き
：120g×4袋
３．千房 お好み焼・焼そばセット
：豚玉200g・ｲｶ豚ﾐｯｸｽ200g 各2袋
４．大阪王将 肉餃子
：17g×50個
５．大阪名物 串カツセット
：牛・豚・鳥 各25g×各5本
６．長崎堂 カステーラ・プリン詰合せ
：ｶｽﾃｰﾗ170g×2袋・ﾌﾟﾘﾝ71g×5個
７．京都丹後産こしひかり
：新米2018年産 2kg
８．鞍馬好味
：木の芽煮70g・ちりめん山椒40g・
しめじ山椒80g×各1袋
９．京野菜カレー
：200g×4袋
10．宇治茶＆抹茶バウムクーヘンセット
：宇治茶60g×1個・抹茶ﾊﾞｳﾑｸｰﾍﾝ40g×5個
 

出所：株主優待に関するお知らせ

●日本コンセプトとは

液体貨物のエキスパート

日本コンセプトはタンクコンテナを使って液体を運ぶ仕事をしている会社です。取り扱う液体は化学品、石油化学品、洗剤原料、インキ、薬品、香料、食品材料などさまざまで、取引先は国内外の大小の化学品メーカーや化学品を扱う商社、食品会社。BtoBの会社となります。

自社でタンクを保有し、洗浄や管理・荷物保管を行うデポも保有する一貫体制

日本コンセプトが取り扱う液体は、そのほとんどが毒性、腐食性、引火性を帯びた危険物です。タンクコンテナは反復利用されますので危険物を運んだあとの洗浄管理は大切な業務となります。中に入った危険物の取扱と洗浄したあとの廃液処理の徹底が求められるからです。

タンクコンテナとはこのような容器です。

出所：公式ホームページ

自前運用と効率化にこだわり、稼働率も高水準

日本コンセプトはタンクコンテナを自社で保有し、洗浄や管理、荷物の積み下ろしにも使える拠点（デポ）を自社で保有し、自前で洗浄作業を行っています。自社保有にすることでリース料金よりも保管コストが下がる、自社メインテナンスによって危険物取扱のノウハウが蓄積できる、大切に取り扱うことでタンクコンテナの耐久性が維持できる、といったメリットがあるそうです。さらに目的地に着いた後、付近のデポで洗浄後、別の顧客の貨物を積んで運べるような高い稼働率を維持しています。このため顧客に対して片道運送だけで輸送サービスを提供できる強みがあります。

出所：公式ホームページ

●営業利益率実に19　15％の高収益企業

このようにこだわりを持って液体貨物事業に取り組む日本コンセプト。営業利益率はなんと19％を確保している高収益企業なのでした。（2015年12月期売上高110億円、営業利益21億円）。2018年第2四半期の営業利益率は15％でした。

出所：公式ホームページ

貨物・輸送にかかわる業種は競合が激しく低収益と思っていたのでびっくりしました。下の資料でもわかるように同業でこのような利益率を出している会社はありません。このグラフでもうひとつわかることは、従業員一人あたりがあげる営業利益がダントツで高いこと。1400万円くらいでしょうか？同業他社は1000万円はおろか500万円に達している会社すらありません。

日本コンセプトの営業利益率は2015年度がピークで少しずつ下がっていますがそれでも同業他社に比べると圧倒的な高水準を維持しているとみられます。　

出所：公式ホームページ

●商船三井（9104）と資本業務提携実施

商船三井（9104）は2018年3月日本コンセプトは資本業務提携を実施しました。第三者割当の実施により商船三井は日本コンセプトに15％出資しています。商船三井も株主優待を実施しています。

商船三井（9104）の株主優待をチェックする

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出所：公式ホームページ、株主優待に関するお知らせを参照して当サイトがまとめました。

2018年9月2日更新