こんにちは。管理人のしろがね笑美です。

2017年4月24日から28日の週は9社が株主優待関連ニュースを発表しました。

3月決算の会社についてはすでに2017年3月期の株主優待の権利確定日が過ぎていますが、決算発表が終わっていないため2018年3月期に関する会社の業績予想がありません。ここでは2017年3月期の会社予想EPSと会社予想配当金を採用して優待利回りを計算しておりますのでご了承ください。

●記念株主優待の実施を発表したのは 2社

ベガコーポレーション（3542）　←上場1周年記念株主優待と通常の株主優待

株価はこちら

☆会社予想配当＋優待利回りは0.64％

会社予想PERは27.93倍,会社予想配当利回りは0％

ベガコーポレーションは自社企画を中心とした家具、雑貨、インテリアの総合通販ショップ（LOWYA（ロウヤ）を運営する会社です。今回は上場1周年記念株主優待の実施と通常の株主優待の新設を発表しました。記念株主優待は2017年9月末株主が対象で今年度限り、通常の株主優待は2018年3月末時点の株主を対象にスタートさせます。

上場1周年記念配当は、2017年9月末時点で100株以上保有する株主を対象に一律で1000円相当のクオカードを送ります。通常の株主優待は年1回、3月末時点で100株以上保有する株主が対象です。通常の株主優待の内容は未定です。通常の株主優待の内容が未定なのでここでは記念株主優待を元に配当＋優待利回りを計算しています。

(100株を9月末時点で保有し1000円相当のクオカードを受け取った場合）
2017年3月期の会社予想配当金は0円なので
配当金＝0円
1000円相当のクオカードを2017年9月末限り配布なので合計1000円
配当金と優待合計1000円÷1556円×100株＝0.64％
（株価1556円は2017年5月2日終値）

ベガコーポレーションの株主優待まとめはこちら

大同特殊鋼（5471）←創立100周年の記念株主優待

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☆会社予想配当＋優待利回りは2.55％

会社予想PERは13.62倍,会社予想配当利回りは1.59％

大同特殊鋼は自動車業界向けを得意とする特殊鋼の専業メーカーです。

今回は2017年3月末時点で2000株保有していた株主限定で創立100周年記念株主優待の実施を発表しました。記念株主優待は一律で一律で大同特殊鋼のグループ会社、木曽駒高原ホテル(長野県木曽郡木曽町)の宿泊優待券１枚が送られます。2018年以降の株主優待実施については未定です。

(2017年3月末時点で2000株保有し大同特殊鋼のグループ会社、木曽駒高原ホテル(長野県木曽郡木曽町)の宿泊優待券１枚11,157円相当のを受け取った場合）

木曽駒高原ホテルの宿泊プランはじゃらんを参考に一泊二食付きで11157円程度と想定して試算しました。ホテルの詳細や宿泊プランについては大同特殊鋼の個別ページにまとめましたのでご参照ください。

2017年3月期の会社予想配当金は10円なので
配当金10円×2000株＝20000円
11000円相当の宿泊優待券1枚送付なので合計11000円
配当金と優待合計32000円÷627円×2000株＝2.55％
（株価627円は2017年5月2日終値）

大同特殊鋼の株主優待まとめはこちら

●株主優待の拡充を発表したのは 5社

SANKYO（6417）

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☆会社予想配当＋優待利回りは6.39％

会社予想PERは126.70 倍,会社予想配当利回りは3.84％

SANKYOはパチンコ、パチスロの製造メーカーです。

株主優待は年2回、3月末、9月時点で100株以上保有する株主が対象です。株主優待の内容はグループ会社が経営する群馬県のゴルフ場、吉井カントリークラブの優待券です。保有株数に応じて割引券か無料プレー券が送られます。今回の拡充では保有株数が1,000株以下の株主に対して、従来の全日5,000円割引券送付に代えて、平日10,000円割引、土日祝日5,000円割引が適用されるようになりました。

吉井カントリークラブのプレー料金やクチコミについてはSANKYOの個別ページにまとめましたのご参照ください。ここでは土日にプレーする株主が多いと想定して金銭価値は5000円で試算してみました。

なお、SANKYOは2017年3月期の予想配当金を150円としていますので2017年5月2日の株価3,910円に対する配当利回りは3.84％となります。ただし2017年3月期会社予想EPSは30.86円です。本業で生み出す利益の5倍近くを配当にまわしている状態であることをお忘れなく。。この配当金に加えて年に2回のゴルフ場割引券を1回あたり5,000円換算で配当＋優待利回りを試算すると6.39％となります。

(100株保有し5,000円相当のゴルフ場割引券を受け取った場合）
2017年3月期の会社予想配当金は150円なので
配当金150円×100株＝15000円
5000円相当のを年2回支給なので合計10000円
配当金と優待合計25000円÷3910円×100株＝6.39％

（株価3910円は2017年5月2日終値）

SANKYOの株主優待まとめはこちら

稲畑産業（8098）

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☆会社予想配当＋優待利回りは3.54％

会社予想PERは9.72倍,会社予想配当利回りは2.84％

稲畑産業は住友化学系で化学関連商品の専門商社です。

株主優待は年1回、9月末時点で100株以上保有する株主が対象です。株主優待はクオカードの送付です。今回の拡充でクオカードの金額がひきあげられました。2017年9月末実施の株主優待から、継続保有期間3年未満の株主に送られるクオカードは500円相当から1,000円相当へ、継続保有期間3年以上の株主へは1,000円相当から2,000円相当へと引き上げられます。

(100株を継続保有期間3年未満保有し1,000円相当のクオカードを受け取った場合）
2017年3月期の会社予想配当金は40円なので
配当金40円×100株＝4,000円
1,000円相当のを年1回支給なので合計1,000円
配当金と優待合計5,000円÷1409円×100株＝3.54％
（株価1409円は2017年5月2日終値）

稲畑産業の株主優待まとめはこちら

日本エスコン（8892）

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☆会社予想配当＋優待利回りは4.04％

会社予想PERは6.35倍,会社予想配当利回りは3.79％

日本エスコンはマンション・戸建住宅の開発、ホテル・商業施設の開発など不動産事業を総合的に手がける会社です。

株主優待は年1回、6月末時点で1,000株以上を1年以上継続保有する株主が対象です。単元株数100株では株主優待はもらえませんのでご注意ください。今回の拡充ではあらたに保有株数5,000株以上10,000株以下の株主対象の枠が設置されました。詳細については日本エスコンの個別ページでまとめましたのでご参照ください。

(1,000株を1年保有しクオカード1,000円相当のを受け取った場合）
2017年12月期の会社予想配当金は15円なので
配当金15円×1000株＝15000円
1000円相当のクオカードを年1回支給なので合計1000円
配当金と優待合計16000円÷396円×株＝4.04％
（株価396円は2017年5月2日終値）

日本エスコンの株主優待まとめはこちら

ソフトバンクグループ（9984）

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☆会社予想配当＋優待利回りは1.93％

会社予想PERは非公開,会社予想配当利回りは0.52％

ソフトバンクグループは大手通信会社ソフトバンクの持株会社でヤフージャパン、スプリント、アリババなどを傘下に有する会社です。

株主優待は年2回、3月末、9月時点で100株以上保有する株主が対象です。株主優待は、携帯・スマホ・タブレット端末の利用者に対する割引サービスです。今回の拡充では新たにワイモバイルを利用する株主に対する優待が追加されました。

それぞれの株主優待には詳細な適用条件が設定されています。ソフトバンクグループの個別ページにまとめましたのでご参照ください。

(100株保有しスマ放題月額1,000円割引を3月末、9月末合計1年間分適用された場合）
2017年3月期の会社予想配当金は44円なので
配当金44円×100株＝4,400円
6,000円相当（スマ放題月1,000円割引×6カ月）を年2回支給なので合計12,000円
配当金と優待合計16,400円÷8478円×株＝1.93％
（株価8478円は2017年5月2日終値）

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日本フィルコン（5942）

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☆会社予想配当＋優待利回りは2.64％

会社予想PERは7.06倍,会社予想配当利回りは1.81％

日本フィルコンはフィルター、ベルトコンベア、フォトマスクを製造する会社です。

株主優待は年1回、11月末時点で100株以上保有する株主が対象です。株主優待の内容は保有株数、保有期間に応じてクオカードかワインが送られます。今回の拡充では継続保有期間に応じた株主優待が追加されました。詳細については日本フィルコンの個別ページにまとめましたのでご参照ください。

(100株を1年未満保有し500円相当のクオカードを受け取った場合）
2017年11月期の会社予想配当金は11円なので
配当金11円×100株＝1100円
500円相当のクオカードを年1回支給なので合計500円
配当金と優待合計1600円÷607円×100株＝2.64％
（株価607円は2017年5月2日終値）

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●株主優待の変更を発表したのは 2社

郵船ロジスティックス（9370）

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☆会社予想配当＋優待利回りは2.64％

会社予想PERは223.84倍,会社予想配当利回りは1.70％

郵船ロジスティックスは日本郵船グループで航空貨物の輸送取次関連業務を行う会社です。

株主優待は年1回、3月末時点で100株以上保有する株主が対象です。今回の変更では図書カードの送付をクオカードに変更しました。2017年3月末の株主優待からはパッケージツアーの優待割引券とクオカードが送られます。

(100株保有し1,000円相当のクオカードを受け取った場合）

（パッケージツアー割引券はツアーによって適用される割引率が異なるため試算には含めていません）
2017年3月期の会社予想配当金は18円なので
配当金18円×100株＝1800円
1000円相当のクオカードを年1回支給なので合計1000円
配当金と優待合計2800円÷1061円×株＝2.64％
（株価1061円は2017年4月28日終値）

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王将フードサービス（9936）

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☆会社予想配当＋優待利回りは3.07％

会社予想PERは17.64倍,会社予想配当利回りは2.89％

王将フードサービスは餃子の王将をチェーン展開する会社です。

株主優待は年1回（今回2回から変更されました）、3月末時点で100株以上保有する株主が対象です。株主優待の内容は保有株数に応じた優待お食事券と株主専用優待カードの送付です。今回新たに株主専用優待カードの送付が加わり、9月末に送られていたぎょうざ倶楽部会員カードは廃止されました。

新設された株主専用優待カード、廃止されたぎょうざ倶楽部会員カードはともに会計時に提示すると5％割引を受けることができます。送付時期が変わったことにより、有効期限が変更されました。株主専用優待カードの有効期限は翌年の6月末です。（廃止されたぎょうざ倶楽部会員カードは12月に発送されていたので有効期限は翌年の12月30日でした）

(100株保有し1000円相当の優待お食事券を受け取った場合）
2017年3月期の会社予想配当金は120.0円なので
配当金120.0円×100株＝12,000円
1000円相当のを年1回支給なので合計1000円
配当金と優待合計13,000円÷4235円×100株＝3.07％
（株価4235円は2017年5月2日終値）

王将フーズサービスの株主優待まとめはこちら

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